岐阜市役所若手職員プロジェクトチーム

若手職員の育成を目的として立ち上がった岐阜市役所の新しいプロジェクトについて紹介します。

若手職員プロジェクトメイン

若手職員が活躍する職場を目指して

若手職員プロジェクトチームの管理を担当する職員に、活動内容や今後の展望をインタビューしました。

【事務職】総合政策課 (2020年4月当時)[2016年入庁]

Q 若手職員プロジェクトチームとは何ですか。

プロジェクトチーム活動
各部のプロジェクトチームにおける活動の様子

A. 若手職員が活躍する組織風土を広めるために、企画部や財政部をはじめとする全ての部を対象に、満40歳未満の職員で平成30年度に立ち上げた若手プロジェクトチームです。岐阜市が重点的に取り組むべき分野の施策や事業について若手職員の視点で見直しを行い、市長や部長に提案。そして、実際の業務への反映や推進することを目的に活動をしています。令和2年度は、株式会社十六銀行と共同で実施した「岐阜市の未来を共に考えるワーキンググループ」と「各部のプロジェクトチーム」との2つの体制で実施しました。

Q 令和2年度の活動について教えてください。

A.「岐阜市の未来を共に考えるワーキンググループ」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止を踏まえて岐阜市が取り組むべき施策について7月と10月に市長に提案を行いました。7月の提案については2つの事業において、提案を反映し、実際に施行されました。10月の提案については事業実施に向けて現在検討をしています。「各部のプロジェクトチーム」は、10月末までに各部の事業見直しについて各部の部長へプレゼンテーションを行いました。現在は、それぞれの部において実際に反映が可能かどうか検討中です。

Q 若手職員プロジェクトチームの特色を教えてください。

プレゼンテーション
プレゼンテーション後、意見を交わす市長と若手職員

A.市長への提案の場では、プレゼンテーションが終わった後も若手職員と市長が積極的に意見を交わす場面が見られました。市長との距離が近く、若手職員と市長が一緒に施策を考えようという風土は、とても貴重なものだと思います。
また、普段関わることのない部署の職員と調整を行うため、職員同士の新たな繋がりを創出できたことは大きな効果のひとつです。さらに、課題を見つけ、様々なデータを元に企画立案をする経験が、通常業務にも生かされているとの意見も職員から出ています。

Q 若手職員プロジェクトチームの今後の展望は何ですか。

A.令和2年度で3年目を迎える若手職員プロジェクトチームですが、プロジェクトチームでの活動を経験した職員や部署の意見を基に、毎年試行錯誤しながら実施してきました。来年度以降もより良い方法を検討しながら、若手職員の政策立案能力の向上及び若手職員が活躍する組織風土を継続させるため、取り組みを進めていきます。

参加した若手職員の声を聞きました

  • なぜその事業の見直しに取り組むべきか、根拠や目的を明確にしていくことが大変でしたが、論理的に物事を考える思考を身に付ける良い機会になりました。
  • 庁内外の新しい人脈が出来たので、今後の業務にも活かしていくことができると思います。 
  • 政策立案等の企画系の仕事に苦手意識を持っていましたが、企画の考え方や進め方は普段の仕事でも活かせる部分も多いと感じたので、入庁後の早い段階でこのプロジェクトに参加できて良かったです。